メニエール病は、めまい、難聴、耳鳴りの3つの主要症状を同時に、

または時期をずらして繰り返す内耳の疾患です。

内耳にある平衡感覚や聴覚を司る

器官のリンパ液（内リンパ）が過剰に溜まること（内リンパ水腫）が

原因と考えられています。発作性のめまいが特徴で、

発作を繰り返すうちに難聴が進行していくことがあります。

メニエール病には、

いくつかの分類方法がありますが、

一般的に症状の現れ方によって分けられます。

蝸牛型メニエール病：めまいを伴わず、難聴と耳鳴り・耳閉感のみを繰り返すタイプ。

前庭型メニエール病：難聴や耳鳴りを伴わず、めまいのみを繰り返すタイプ。

典型的なメニエール病：めまい、難聴、耳鳴りの三大症状が揃って現れるタイプ。

メニエール病は、耳鼻咽喉科での精密な検査で

「内リンパ水腫」が推定されますが、多くの場合、

検査では「異常なし」と診断されるか、

薬で症状を抑える対症療法が中心となります。

病院では担えない当院の役割は、

身体全体を一つの繋がりとして捉え、

メニエール病の根本原因となっている構造的・機能的な問題に

アプローチすることです。

例えば、ストレスや疲労で自律神経が乱れると、

頭蓋骨を包む硬膜が緊張し、

内耳を内包する側頭骨にも悪影響を与えます。

これが内耳のリンパ液調整を妨げ、めまい発作の引き金になる、

と当院は考えます。

当院では、

内耳とは直接関係ないように見える骨盤や内臓、頚椎などの歪みや

緊張をオステオパシーのテクニックで調整します。

これにより、脳脊髄液や血流の循環が改善し、

自律神経のバランスが整い、

内耳の環境が間接的に正常化します。

「検査で異常がないのに症状が続く…」その辛い状況こそ、

オステオパシーの真価が発揮される場所です。

私たちは、あなたの体質そのものを改善し、

メニエール病の再発を防ぐことを目指します。

メニエール病に悩む多くの患者様は、

薬物療法や生活指導を受けても、

なかなか症状の改善が見られないことに

深い不安を抱えています。

しかし、オステオパシーは、

その状況を打破するための

科学的な根拠と独自の視点を持っています。

メニエール病に対する

オステオパシー的アプローチの効果を検証した研究

（参考文献名：メニエール病の症状緩和のためのオステオパシー治療）では、

頭蓋骨などの治療が、

内耳の環境を調整する上で

有効である可能性が示されています。

特に、内耳の構造と密接に関わる側頭骨や、

全身の体液循環を司る硬膜、

そして自律神経系に働きかけることで、

メニエール病の根本原因とされる

内リンパ水腫を間接的に改善に導きます。

当院のオステオパシー治療は、

単に症状を抑えるだけでなく、

身体の自己治癒力を引き出し、

めまいの頻度と強度を減らすことを

目指しています。

病院で「異常なし」と言われても

諦めないでください。

あなたの身体には、

症状を改善するためのヒントが残されています。

私たちは、そのヒントを見つけ出し、

身体の奥底から健康を

取り戻すサポートをいたします。