五十肩（正式名称：肩関節周囲炎、凍結肩）とは、

中高年（特に40〜60代）に多く見られる

肩の痛みを伴う可動域制限を

主症状とする病態です。

肩関節を構成する関節包や滑液包、

腱といった組織に炎症が起き、

徐々に関節の動きが固まってしまう

状態を指します。

症状は、炎症期（急性期）の激しい痛みから、

拘縮期の可動域制限、

そして徐々に痛みが和らぐ回復期へと

移行するのが一般的です。

• 一次性五十肩（特発性）： 明確な原因がなく発症するもの。多くのケースがこれに該当します。加齢に伴う組織の変性や、微細な損傷が重なり発症すると考えられています。

• 二次性五十肩： 腱板損傷、石灰沈着性腱板炎などの明確な基礎疾患があり、その結果として関節包の炎症や拘縮が起こったもの。

病院での五十肩の検査は、

レントゲンやMRIにより、

骨や腱に異常がないかを調べ、

炎症を抑える注射や飲み薬、

理学療法（運動療法）が中心となります。

しかし、多くの場合「異常なし」と言われたり、

投薬やリハビリを続けても

なかなか改善が見られないケースも

少なくありません。

オステオパシー整体院 Tetsuya'sの役割は、

「五十肩」という診断名だけに囚われず、

あなたの身体全体を見て

根本原因にアプローチすることです。

• 病院の検査では見えない「機能の異常」に注目： 骨や腱に異常がなくても、内臓を包む筋膜の緊張、自律神経の乱れ、頭蓋骨の微細な歪みなど、身体の「機能」が低下していることが、肩の動きを制限し、持続的な痛みを生み出しています。

• 全身連関の調整： 五十肩の真の原因が、足首の古傷や、姿勢を歪ませている内臓の緊張、あるいはストレスによる硬膜の緊張にあるかもしれません。当院は、痛む肩だけでなく、全身の構造的な繋がりを丁寧に検査し、根本的な原因となっている部位をソフトで的確な手技で調整します。

病院での治療と並行して、

身体全体のバランスを整える

オステオパシーを受けることで

自然治癒力が高まり、

五十肩の症状からの早期脱却を力強くサポートします。

五十肩（凍結肩）の治療において、

オステオパシーの有効性を示す研究は

数多く存在します。

単なる対症療法ではなく、

全身の構造と機能を整えるオステオパシーは、

五十肩の根本的な改善を

目指す上で非常に有効です。

ある研究では、

通常のリハビリテーションに加えて

オステオパシー治療を施したグループは、

治療期間の短縮、痛みの軽減、

そして特に肩関節の可動域の有意な改善が

見られました。

これは、オステオパシーが関節や筋膜だけでなく、

神経・血管・リンパの流れといった

全身の機能的な連鎖にアプローチすることで、

単一の関節治療では得られない高い治癒効果を

もたらしていることを示唆しています。

当院のオステオパシー施術は、

この科学的な裏付けに基づき、

五十肩に悩む患者様一人ひとりの体の声を聞き、

最も適切なアプローチでつらい症状からの

解放をサポートします。

参考文献名：

The Function of Osteopathic Medicine in the Treatment of Adhesive Capsulitis